人事異動とは、組織の中で職員の職場配置や地位、さらには勤務状態などを変えることと言います。広い意味では、新規採用や退職も含まれます。
人事異動は時期に関係なく実施されますが、日本の場合は新年度となる4月に合わせて行うことが多いようです。そしてこれは、会社だけではなく工場や医療機関でも行われており、看護師も対象になります。 気を付けたい点としては、人事異動後はこれまで築いてきた経験や実績が損なわれることはありませんが、新しいスタートと考えた方が良く、以前のやり方をリセットした方が働きやすいと言えることでしょう。
特に看護師の場合は、同じ看護師という仕事内容であっても、部署によってやり方や仕様が異なっている場合があるので、その部署での流儀に合わせる必要が出てきます。これまで自分が学んできた方法で行いたいと思うかもしれませんが、場を乱す原因となり孤立する可能性も出てきます。ベテランであっても新しい職場に配属された場合やこれまでと異なった地位となった時には、初心に戻って対応する方が上手くいくはずです。
異動先で仕事が面白くなくなった、人間関係が悪化して上手くいかない、そういった悩みはよくあるようです。この時に原因解明も大切ですが、まずは自分が謙虚になるのも必要で、これまでのやり方を押し付けるのではなく環境を受け入れてみましょう。新人と違い仕事内容に関しては問題がないので、場の雰囲気に慣れる、輪に入るといった人間関係を重要視するとうまくいくことでしょう。